「この授業、嫌い!」という声も。未来デザイン講座を僕らが続ける理由

「5科目の勉強と、社会で使うスキルって、違いすぎないか?」
宮崎台の学習塾ユニバースクールで、キャリア教育の「未来デザイン講座」を始めた出発点は、そんな疑問でした。
科学や技術が変化し、進化して、子どもたちはスマホが身近にある時代を生きている。そんな時代に、5科目だけの塾じゃつまらない! そんな気持ちもありました。
そこで当時、僕らが大切にしたいと思ったのが、「答えのない問題を考える習慣」です。
社会に出ると、答えのないことばかり
社会に出たら、急に答えのないことをたくさん考えなくてはいけなくなります。
答えがあったら、みんな仕事で結果を出すもんね。でも、そうじゃないじゃん、社会って。
悩んで、どうするべきか考えて、動く。僕は、そんな人が活躍できる場所だと思っています。
その「考えて動く」ことに、子どものうちから触れる時間をつくりたい。それが、未来デザイン講座でやりたかったことです。
「失敗することは、悪いことなのか?」
授業では、たとえばこんな問いを、みんなでグループになって考えます。
・失敗することは、悪いことなのか?
・学校で楽しく活動するには、どうしたらいいか?
・なぜ仕事をするのか?
一つの正解を当てる問題ではありません。自分はどう思うかを考えて、話し合う授業です。
でも、最初からうまくいったわけではありませんでした。
最初は「嫌い!」という生徒もいました
こういう授業を難しく感じる子もいて、「嫌い!」という生徒もいました。
普段、正解のある問題に取り組むことが多いからか、「何を言ったら正解なんだろう」と悩んでしまう。最初は、ありきたりな意見になることも多かったです。
自分の考えを話す。それは、簡単そうに見えて、慣れていないと難しいことなのだと感じました。
だから僕らは、授業の雰囲気づくりを大切にしました。
発言を笑わない。話したら、みんなで拍手!
キャリア教育の授業で、僕らは先生というより「ファシリテーター」。生徒が考えたり、話し合ったりするのを支える役割です。
誰かが発言したことを笑わない。発言したら、みんなで拍手する!
自分の意見を言っても、恥ずかしくない。そんな雰囲気をつくっていきました。
続けるうちに、生徒たちはどんどん話せるようになり、いろいろ考えるようになってきました。
ただ、その場で授業の効果をはっきり実感できたかというと、そこまでは思えなかった、というのが正直なところです。
卒業してから、届いた話
その後、未来デザイン講座での経験が、大学受験の総合型選抜の志望理由書に役立つこともありました。
そして一番嬉しかったのは、就職のときに未来デザイン講座のことを話した、という卒塾生がいたことです。
それを聞いて、「あ、すぐには効果が出ないかもしれないけれど、やる意味はあるな」と思いました。
授業中には見えなかった意味を、卒業した生徒があとから教えてくれた。僕らにとって、続ける理由を実感できた出来事でした!
今はわからなくても、やる意味はある
今でも、面倒くさそうに出席する生徒はいます。
それでも、今はわからなくても、やる意味は絶対にあると思って続けています。
答えのない問いに向き合い、自分の考えを話してみる。その時間があとになって役立ったという卒塾生の話が、僕らの支えになっています。
すぐに成果が見えなくても、考える時間をつくっていきたい。未来デザイン講座を続けているのは、そんな想いからです!
ユニバースクールは、宮崎台・宮前平周辺の子どもたちが通う学習塾です。中学部は宮前平中・宮崎中・向丘中を対象としています。
普段の学習に加えて、どんなことを考え、話し合っているのか。未来デザイン講座の取り組みも、ぜひ見てみてください!
