家で勉強しない子へ。「まずは30分、塾に行こう!」から始める自習

「うちの子、家では全然勉強しなくて……」
保護者の方から、よく聞く言葉です。でも、家では勉強しないと聞いているのに、塾では頑張っている子はたくさんいます!
僕らが教室で見ている限り、珍しいことではありません。今回は、ユニバースクールでの自習の始まり方についてお話しします。
家には、勉強から離れられるものがいっぱい
テレビ、スマホ、ゲーム。家には、勉強以外にやりたいことがたくさんあります。
僕らが中高生だった頃と比べても、今はスマホなどのデバイスが当たり前の時代。誘惑は多いなあと感じます。
塾に来れば、そうした楽しみからいったん離れて、勉強に向かう時間をつくれます。家で机に向かえないときは、勉強する場所を変えてみる。それも一つの方法です。
「とりあえず自習に来た!」からでいい
最初のうちは、何も持たずに「とりあえず自習来た!」という生徒もいました。
「何やるの?」と聞くと、「わかんない!」。
そんなとき、僕らがまず伝えるのは「よく来たね!!」です。
自習に行こうと思って、実際に行動した。その一歩は、すごいこと! まずはそこを認めたいと思っています。
何を勉強するか、一緒に考える
ユニバースクールには、学習プリントを打ち出せるシステムがあります。
どの科目が不安なのか。どこがわからないのか。話を聞きながら、一緒に取り組む内容を決めて、プリントから始めることもあります。
最初から、自習で何をするか明確な子ばかりではありません。そんなところからスタートして、続けていくうちに、自分から自習に来て、何をやるべきかも明確になっていく。
僕らは、そういう姿を見てきました。
「30分でもいいから、塾に行ってみよう」
家でなかなか勉強を始められないときは、「30分でもいいから、塾に行ってみたら!」と声をかけてみてください。
教室で見ていると、来るまでは面倒くさそうでも、来てしまえばちゃんと取り組んで、あっという間に時間が過ぎていくことがよくあります。
やる気って、そういうものだなあとつくづく思います。まず来てみることが、勉強を始めるきっかけになる。その最初の一歩を、僕らも一緒につくっていきたい!
研究の小話:行動のきっかけと、集中できる環境
ここで、今回の話に関連する心理学の研究を二つ紹介します。
一つは、「いつ、何をするか」をあらかじめ具体的に決める「実行意図」という方法です。「もし○○の場面になったら、△△する」と決めておく計画のことで、GollwitzerとSheeranの2006年のメタ分析では、94件の研究をまとめ、こうした計画が目標達成を助ける効果を報告しています。研究の出典
この考え方を今回の話に当てはめるなら、例えば「学校から帰って着替えたら、塾へ行って30分勉強してみる」と、行動のきっかけまで決める方法が考えられます。これは研究を踏まえた工夫の例です。30分という長さの効果や、塾に来れば必ずやる気が出ることを検証した研究ではありません。
もう一つは、携帯電話の通知と注意に関する実験です。Stothartらの2015年の研究では、成人の参加者が携帯を操作しなくても、通知を受け取るだけで、注意を必要とする課題の成績が下がりました。研究の出典
中高生の家庭学習や塾の効果を直接調べたものではありませんが、集中を考えるときに、周りの環境にも目を向ける理由になります。
まず来たことを、一緒に喜びたい!
家で勉強しないからといって、「うちの子だけ」と思わなくて大丈夫。少なくとも、僕らの教室ではよく聞く話です。
「とりあえず来た!」。そこから、何をやるか一緒に考える。少しずつ、自分でやることが見えてくる。
その始まりにある「よく来たね!!」を、僕らは大切にしています。
宮崎台・宮前平周辺で、お子さんの勉強する環境を考えている方へ。ユニバースクールの中学部は、宮前平中・宮崎中・向丘中を対象にしています。教室のことや学習の進め方は、お気軽にご相談ください!
