元石川高校ってどんな学校?偏差値・倍率・内申の目安と評判【塾生のリアルな声つき】

宮崎台・宮前平から進学する生徒がとても多い高校
それが県立元石川高校です。

通学者の内訳を見ると、川崎市が37%でダントツのトップ。つまり、この地域の中学生にとっては「いちばん身近な県立高校のひとつ」といっていい存在です。

目次

元石川高校を3行でいうと

  • 穏やかで、居心地のいい校風。落ち着いて3年間過ごせる
  • 「アントレプレナーシップ」という珍しい授業が選択できる
  • 緑に囲まれた環境。ただし駅から遠く、周りにお店は少なめ

【塾生の声】元石川高校のリアルな雰囲気

周りは自然豊かで、とてもいい環境
「ただ、最寄駅まで行かないとカフェなどはない
「最寄りはたまプラーザ。バスで行く。歩けなくもないけど、ちょっと遠い」
「部活も豊富。ほどほどに頑張りたい部から、めちゃくちゃ頑張る部までいろいろある」

この「部活の温度差が選べる」という点、実はすごく大事なポイントです。全部の部が全力全開だと、勉強と両立したい生徒はしんどい。元石川は自分のペースに合う部を選びやすいのが良さだといえます。

校風は、とにかく穏やか。とげとげしたところがなく、落ち着いて過ごせるという評価が多く聞かれます。個性が尊重される雰囲気で、のびのびできる学校です。

校舎も特徴的で、時計塔とレンガ敷きの中庭があるゆとりある造り。緑に囲まれて鳥の声が聞こえる——都会の高校にはない環境です。

元石川高校の基本データ

正式名称神奈川県立元石川高等学校
所在地横浜市青葉区元石川町4116
アクセス田園都市線「たまプラーザ駅」徒歩20分またはバス/「あざみ野駅」よりバス「元石川高校」下車すぐ
学科全日制・普通科
生徒数1,062名(男子509名/女子553名)
登校時間8:30
創立1984年
授業55分授業×6時限

校内には支援学校の分教室があり、日常的な交流が生まれているのも元石川ならではの特色です。

宮崎台・宮前平から元石川高校への通学方法

塾生の証言どおり、基本はバスです。

  • 田園都市線でたまプラーザ駅へ → 徒歩20分、またはバス
  • あざみ野駅からバスに乗ると「元石川高校」バス停で下車してすぐ(こちらが楽)

「歩けなくもないけど、ちょっと遠い」という距離感。毎日のことなので、バス代も含めて通学プランを考えておくのがおすすめです。学校説明会のときに、実際のルートを試しておきましょう。

なお「駅まで行かないとカフェがない」というのは本当で、放課後に寄り道して勉強したい派には少し不便。逆にいえば誘惑が少ない環境ともいえます。

元石川の名物授業「アントレプレナーシップ」がおもしろい

元石川高校を語るうえで外せないのが、この学校独自の科目「アントレプレナーシップ」です。塾生も「ユニークな授業がある」と話していました。

アントレプレナーシップとは、ざっくりいえば「起業家精神」。自分で課題を見つけて、解決策を考えて、形にしていく力のことです。

💡 この授業では、5人程度のグループで課題研究に取り組みます。大学や企業、地域の人たちの協力を得ながら、地域の課題に対する解決策を提案したり、ディスカッションやプレゼンテーションを重ねたりする——高校の授業としてはかなり実践的です。

これは総合型選抜や学校推薦型選抜を考えるうえでも大きな武器になります。「高校時代に力を入れたこと」を語るとき、こうした経験は本当に強い。2年生からの必修選択で履修できます。

ほかにも、社会問題をテーマに歌やダンスのライブ、ラジオ番組制作、アップサイクルの小物づくりといった社会貢献活動を行う部があるなど、「自分で何かを起こす」文化が根づいている学校です。

元石川高校の部活動と行事(瑞穂祭)

部活は約25の部があり、加入率は約80%

  • 運動部:陸上競技部が全国大会に出場。バスケット部、ソフトテニス部、バドミントン部が県大会で健闘
  • 文化部:放送部が全国コンテストに出場。吹奏楽部、美術部、写真部、競技かるた部なども活動中

行事は、6月の体育祭と9月の瑞穂祭(文化祭)が二大イベント。どちらも生徒の手で企画・運営され、体育祭の応援パフォーマンスや、文化祭の手作りファッションショーが名物です。

さらに元石川らしいのが、地域とつながる行事。10月には地域の中学生や住民に学校を開放するオープンスクール、12月には近くの学童保育の子どもたちを招くクリスマス会があります。修学旅行は2年の秋に広島・関西方面へ。

【入試】元石川高校の内申・偏差値の目安(2026年春)

中2の内申32.3 (45点満点)
中3の内申69.8 (90点満点)
内申合計102.1 (135点満点)
入試の平均得点344.7点 (500点満点)
全県偏差値54.3
内申偏差値54

※上記は神奈川全県模試の調査結果による、2026年春の合格者の平均値です。合格ラインを保証するものではありません。

内申合計102.1は、9教科でならすと「4」がちらほら混じった「3」中心のイメージ。まずは学力検査で320点を目標に置くとよいでしょう。第1次選考のボーダーはS1値で670/1000付近とされています。

※内申点の計算方法は神奈川県公立高校 内申点・倍率の「見方」【保存版】で解説しています。

元石川高校の倍率は?【4年分の推移】

2026年実質倍率 1.19倍(受検426/合格358)
2025年実質倍率 1.33倍
2024年実質倍率 1.38倍
2023年実質倍率 1.30倍

2024年の1.38倍から、2026年は1.19倍まで落ち着きました。ただ、年によって上下しているので「今年も低いはず」と決めつけるのは危険です。

【チャンス】元石川は第2次選考で逆転が起きやすい

元石川を志望するなら、知っておくと勇気が出る話があります。

🔥 元石川高校は、第2次選考(定員の10%)で逆転合格が起きやすいとされています。第2次選考では調査書の評定は使われず、学力検査と「主体的に学習に取り組む態度」の観点別評価で判定されるためです。比率は観点別評価2:学力検査8(2027年春・予定)。

つまり——内申が少し足りなくても、当日の点数と、日々の授業への取り組み姿勢で挽回できる余地があるということ。「内申が微妙だからあきらめる」のは、まだ早いのです。

なお第1次選考の比率は内申5:学力検査5(2027年春・予定)です。

元石川高校の進学実績

卒業生数346名(2025年3月)
大学281名(81.2%
短期大学7名
専門学校36名
進学準備ほか18名

2025年春の合格実績では、国公立に東京都立大、横浜国立大など。私立は専修大69名、日本大38名、駒澤大34名、國學院大29名、明治大22名、明治学院大22名、東洋大22名など、幅広く合格者を出しています。

指定校推薦の枠には、東京理科大、法政大、日本女子大、日本大、駒澤大、専修大、國學院大、東京都市大、神奈川大、東海大などがあります。コツコツ評定を積み上げれば、推薦という選択肢も現実的です。

元石川高校はこんな人に向いている

  • 落ち着いた環境で3年間過ごしたい——穏やかな校風が合う人
  • 部活は自分のペースで選びたい——温度感の違う部から選べる
  • 探究やプレゼンに興味がある——アントレプレナーシップを受けたい人
  • 指定校推薦も視野に入れたい——地道に評定を積める人

まとめ

  • 川崎市から37%が通う、宮崎台エリアに身近な高校
  • 合格の目安は内申合計102.1/入試344.7点/偏差値54.3(2026年春)
  • 実質倍率は1.19倍(2026年春)
  • 第2次選考で逆転が起きやすい。内申が微妙でもあきらめない
  • 独自科目「アントレプレナーシップ」は推薦入試にも効く経験になる
  • 通学はあざみ野からバスが便利

この記事のデータについて(出典)

  • 合格者の内申平均値・入試平均得点・偏差値……神奈川全県模試の調査結果によります
  • 定員・志願者数・受検者数・合格者数・実質倍率……神奈川県教育委員会が公表する入学者選抜の実施結果によります
  • 選抜方法(選考比率・重点化・特色検査など)……2027年春入試の予定として公表されている内容です
  • 学校の特色・部活動・行事・進路実績……各高等学校の公表資料によります

いずれのデータも2026年春入試時点のものです。合格者の内申・得点はあくまで「平均値」であり、合格ラインを保証するものではありません。実際の出願にあたっては、必ず最新の募集要項および学校説明会等でご確認ください。

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