合格の“喜びの大きさ”を、偏差値で決めたくない

ある合格発表の日の話を、させてください。私が、独立する前
以前、勤めていた塾でのことです。
合格発表の日、教室で起きたこと
その日、受験を担当していたスタッフは、緊張を隠せない面持ちで、生徒からの合格報告の電話を待っていました。
合否は、まだ誰にも分かりません。
電話のベルが鳴る。緊張が、ピークを迎える。受話器の向こうから、生徒の声が届きます。
「湘南高校、合格です!」
その瞬間、スタッフ全員が、サッカーの日本代表がゴールを決めた瞬間のように、大きな拍手をしました。教室が、歓声に包まれます。
ところが、です。次の電話が鳴る。
「生田高校、合格です!」
——拍手は、まばらになるのです。
私は、この光景に強い違和感がありました
正直に言うと、違和感を通り越して、怒りに近いものさえありました。
同じ「合格です!」なのに。同じように、その子が努力して、勝ち取った合格なのに。なぜ、喜びの大きさが、学校の偏差値で変わってしまうのだろう。
その次の週。合格速報のチラシには、湘南高校のような偏差値上位校が、大きな文字で、大々的に「何名合格」と書かれていました。
もちろん、それが会社の売上に直結するというのは、聞いて理解していました。塾も、経営です。それは分かります。でも塾を選んでもらうためのアプローチは、他にもあるはずだと、私は思うのです。
高校受験は、通過点です
大前提として、私はこう考えています。
🎯 高校受験は、ゴールではなく「通過点」。その子の人生は、合格発表のあとも、ずっと続いていきます。
だから、私たちは——どこの高校だって、同じように、生徒の頑張りを喜びたい。偏差値が高いから大きく喜ぶ、そうでないから控えめ、なんてことは、したくない。その子が努力して掴んだ「受かった!」は、どれも、同じ重さの、最高の瞬間だからです。
そして、たとえ結果がうまくいかなかったときも。私たちは、その子の頑張りに、心から拍手を送りたい。そして、「結果がすべてじゃない」ということを、ちゃんと本人と向き合って、対話したいのです。
【誤解しないでください】上を目指す子は、全力で応援します
ひとつだけ、はっきりさせておきます。これは「高い目標を目指すな」という話では、まったくありません。
難関校を本気で目指す子は、私たちも全力で応援します。ただ、進路を考えるときの軸は、偏差値の数字そのものではなく、「その子にとって、いちばん良い選択かどうか」でありたい。そして、その子にとってのベストを掴めたなら、それがどの高校であっても、同じ大きさで、一緒に喜びたい。——ただ、それだけなのです。
点数や偏差値で、その子の価値をはからない。この考え方については、テストの点数は、あなたの“価値”じゃないという記事でも書いています。よければ、あわせて読んでみてください。
どの子の「受かった!」にも、同じ拍手を
あの日の教室で感じた違和感を、私は忘れません。だからユニバースクールは、どの子の「受かった!」にも、同じ拍手を送る塾でありたいと思っています。
あなたのお子さんの頑張りを、偏差値で値切ったりしない。その子自身を見て、その子の一歩を、心から一緒に喜ぶ。——それが、私たちの約束です。
ユニバースクールは、宮崎台の小さな学習塾です。大人数ではなく、一人ひとりをちゃんと見られる定員制。いつ来ても席があって、いつでもスタッフに質問できる——そんな「第3の居場所」でありたいと思っています。
「うちの子に合うかな」と少しでも気になったら、まずは一度、教室の空気を見に来てください。無料体験や面談は、お問い合わせフォーム・公式LINEからお気軽にどうぞ。
