平成と令和は「別の国」。子どもに響く“自分軸”の育て方

「昔はもっとこうだったのに、どうして今の子どもは……」
「テストが近いのに、ちっとも自分から勉強しようとしない」
そんな悩みを抱える保護者の方は、多いのではないでしょうか。でも、まず私たちが認識しなければならない、ひとつの厳しい前提があります。それは——
🌏 「平成」と「令和」は、同じ日本であっても、もはや「ルールが異なる別の国」である。
今日は少し長くなりますが、宮崎台の学習塾ユニバースクールが、令和の子育てと勉強について、本音でお話しさせてください。
平成と令和は、同じ日本でも「別の国」
この数十年で、社会の前提は大きく塗り替わりました。
- デフレからインフレへのシフト
- 社会の「ホワイト化」(秩序やクリーンさ、社会性が極端に重視される風潮)
- 少子化に伴う大学推薦・総合型選抜の増加と、受験の二極化
あらゆる前提が、平成の時代から変わりました。それなのに、かつて自分たちが育ってきた「昭和・平成の価値観」のまま、子どもに「こうしなさい」「これが普通だ」と押しつけるのは、別の国のルールを、無理やり強要するようなものです。これでは、言葉が響かないのも無理はありません。
いま大人に求められているのは、古い価値観を一度手放し、子どもたちを「一番の勉強材料(教科書)」として、令和という新しい時代を一緒に学び直す姿勢なのだと思います。
「何でもある蕎麦屋」を目指すな。これからは「究極の味噌ラーメン屋」の時代
「誰からも嫌われないように、無難に、平均的に……」
そうやって個性を殺し、すべてを平均値に持っていこうとする教育は、かつての「一律に同じ人間(金太郎飴)を大量生産する仕組み」の、残り香にすぎません。
誰からも嫌われないように過ごした結果、誰からも深く必要とされない「無難な人」になってしまっては、この変化の激しい時代を生き抜くのは困難です。
🍜 たとえるなら——「そば、うどん、カレー、ラーメン、何でもあります!」という昔ながらの食堂と、「うちは究極の味噌ラーメン一本で勝負しています!」という専門店。
今の時代、どちらに強い魅力を感じ、わざわざ足を運びたくなりますか?
人間も、そして塾のような教育環境も、まったく同じです。苦手なことを無理やり平均値に引き上げる努力をするよりも、自分の尖った強みや「癖(個性)」を自覚し、それを活かして、オンリーワンの存在として誰かの役に立つ。そのほうが、生きやすくて圧倒的に楽しいし、結果として周りの人にも、深く喜んでもらえます。
他人の「ストーリー」ではなく、自分の「ナラティブ」を生きる
私たちが大切にしている言葉に、「ナラティブ」があります。これは、語り手自身が主人公となって紡いでいく、終わりのない物語のこと。
私たちは、誰かが作った「ストーリー」のレールをただ走るのではなく、自分自身の「ナラティブ」を、自分軸で紡いでいく必要があるのです。
人生は不平等。だからこそ「定数」を嘆かず、「変数」を最大化する
教育の現場にいると、避けては通れない、もうひとつの真実に直面します。それは——「人は生まれつき平等ではない」ということです。
地頭の良さ、体格、家庭の経済環境、かけられる教育費……。これらには、厳然たる初期設定の違い(不平等)が存在します。これは、自分では変えることのできない、数学でいう「定数(a)」です。
📐 人生の数式は、y = ax + b で表せます。
変えられない「定数(a)」を嘆いて、そこにエネルギーを浪費する必要はありません。注目すべきは、自分の意志でいくらでも変えられる「変数(x)」です。
変数(x)とは、たとえばこういうことです。
- 今日という1日(日曜日のフリータイムなど)を、どう過ごすか?
- どの分野に自分の強みを見出し、ベクトルの方向を定めるか?
- どれだけ主体的に行動し、自分のために勉強するか?
たとえ生まれ持った定数が小さくても、変数(x)に大きな値を代入すれば、数式全体の答え(y=人生の成果や幸せ)は、いくらでも大きくできる。自分の持ち味を見極め、正しい方向にベクトルを向ければ、初期の定数など気にならないほどの大きな力を発揮できるのです。
「怒られるから勉強する」の限界と、「内発的動機」の魔法
「どうして、うちの子は勉強しないのか?」——その答えは、実はシンプルです。子どもたちが「外発的動機(恐怖や義務)」で動いているからです。
- 親に怒られるから、仕方なくやる
- 先生や塾に言われたから、やる
- テストや受験に失敗するのが怖いから、やる
外発的動機や恐怖によるコントロールは、一時的なカンフル剤にはなります。しかし残念ながら、メンタルが先に悲鳴を上げてしまい、長続きしません。「もう何もしたくない」と、エネルギーが枯渇してしまうのがオチです。
本当に成績が伸び、生き生きと勉強し始める子は、「内発的動機(自分軸)」で動いています。
🔥 「高校でこんなことがしたいから、この学校に行きたい!」
「自分の強みを活かして、将来こんな面白いことを企みたい!」
自分のために、自分の意思でベクトルを向けるからこそ、勉強のエネルギーは100%発揮されます。
アドラー心理学に学ぶ「課題の分離」と「自己受容」
自分の軸を育てるためには、アドラー心理学が教えるように、「他人がどう思うかは、相手の課題である(課題の分離)」と割り切る心の強さや、ありのままの自分を認める「自己受容」が欠かせません。
私たち大人の役割は、勉強を無理やり「やらせる」ことではありません。子どもたちが自分の「癖(個性)」を強みだと肯定し、自ら「これをもっとやってみたい!」と思えるような、「自分軸(内発的動機)」を引き出すサポートをすることなのです。
おわりに:一緒に「自分軸」を磨いていく
社会は、甘くありません。時に非常に冷たく、理不尽です。そんな不平等で変化の激しい令和の社会を、子どもたちが自分らしく、メンタルを病むことなく、力強く生き抜いていくために必要なもの。それが、他人の評価や平均値に振り回されない「自分軸」です。
そして勉強は、その自分軸を裏付け、自分の強みを社会で活かすための「最強の武器」になります。
ユニバースクールでは、ただ偏差値を追い求めるだけの、マニュアル通りの指導はしません。そんな情報は、AIでも代替できる時代だからです。私たちは「未来デザイン」の授業などを通して、子どもたち一人ひとりの「オンリーワンの個性(癖)」を見つけ、それを自ら磨いていける教育を、これからも本音で追求していきます。
古い価値観をアップデートし、子どもたちの「自分軸」を育てる挑戦を、ぜひお父さん・お母さんも、一緒に始めてみませんか?
ユニバースクールは、“自分軸”を一緒に育てます
ユニバースクールは、宮崎台の学習塾です。偏差値だけを追うのではなく、一人ひとりの「個性(癖)」を強みに変え、自分の手で解く「演習」を通して「自分軸」を育てていきます。つまずいたところは、スタッフがそばで伴走します。
「うちの子の強みって、何だろう?」——そんな話をするだけでも大歓迎です。無料体験や面談を通して、まずはお子さんの“今”をお聞かせください。お問い合わせフォームや公式LINEから、お気軽にどうぞ。
